このWikiページは、MMP/The Gamers社が出版するOperational Combat Seriesに関係する情報集積所です。

 『Case Blue』v2.04の和訳をここで少しずつ蓄積していく予定です。
 ルールブックには変更点としてチェックマーク(√)が付いており、そこを優先的に見ていくことができます(ただしOCSのルールはチェックマークが付いてないところが変更されていることもままあるので、それだけでOKと考えるべきではないかもです)。

(2017/11/6注記。EatGマップセットでのバックハンドブローキャンペーンをやろうとしているので、とりあえずそれに必要そうなルールだけを優先的に和訳して置いていきます)


1.8 増援の登場
√以下のルールは、この戦域の外から到着する部隊とSPの登場に関してのみのものです。この定義に基づき、マップセット間の「転用」は「増援」とは見なしません。転用に関しては、アライバルブックレットのNote #6を適用します。
(具体例略)
注記:
√プレイ中のマップセットに到着する増援をすべて集め、それらを到着可能なヘクスに置いていきます。指定されたユニットに対してどのマップセットが指定されているか心配する必要はありません。
√増援のための「マップ端」には、突き出た地図の部分が含まれます。たとえば、EatGの地図Eの「東端」には、北側のヘクスも含まれます。 「マップ端」は、使用されているマップにも基づいています(たとえば、『Case Blue』を使用しているときにはまだ「北端」があります)。
√鉄道線で接続されている必要がある場合、鉄道輸送できるための条件が満たされている必要があります(敵ZOCにかかっていないか)。スターリングラードに関する重要な例外に注意して下さい:ソ連軍の鉄道線がSloboda【スターリングラードの東岸の村】にまで到達していれば充分です。

√1.8c ソ連軍の増援配置の制限
Frovlovo、Sal'sk、Elista、Sevastopol'には、1ターンにつき増援を6RE(ユニットとSPを合わせて)までしか配置できません。
例外:この制限は、その場所がマップ端から鉄道線で接続されていない場合には、3REにまで減少させられます(この制限はElistaには常に、またSevastopol'にはしばしば適用されることに注意して下さい)。

√1.13a 安価なロシア歩兵
 1ターンに1回、1つのPaxで、デッドパイルから12-2-2か11-1-1、あるいは10-0-1のロシア狙撃兵師団を完全戦力で再建することができます。どの師団が再建されるかは、その時点のデッドパイルのその3種類の師団すべて(をカップに入れて)からランダムに選びます。もしこの3種類の師団がデッドパイルに全くなければ、そのターンにはこの安価な再建は行えません。
 各ターンの最初の1個のPaxのみが、この「安価な」師団再建に使用できます(そのため、もしすべてのマップセットでプレイしているのでなければ、別のマップエリアでそのターンの分の安価な師団が再建されるかもしれません)。最初の1Paxを除く他のPaxでの狙撃兵師団の再建は、もちろん通常のコストで行えます。

2.4 要塞
√要塞が宣言された時には、ドイツ軍プレイヤーは下に指定するユニットのうちの1つを、いずれかの非補給下のドイツ軍司令部の下に置くことができます。その際、1つの司令部の下には下記ユニットのうち1つずつしか置くことはできません。さらに、1つのユニットが非補給下の司令部に置かれるたびに、下記ユニットのうちの一つをまだ補給下である司令部に置くことができます。指定のユニットとは、以下のものです。(3)-3-3 Kor Bn(531,550,580,585,593)。シナリオ7.14のセットアップに、これらのユニットのすべてを追加します。これらはそれぞれ異なるドイツ軍司令部にスタックさせますが、うち3つはスターリングラードポケットの中に、2つはそれ以外の所に置きます。

√2.6e ドイツ軍の警戒ユニット
 ソ連軍の大規模攻勢(Massive Assault)が開始された後の最初の2ターンの増援フェイズ中に、枢軸軍プレイヤーは警戒大隊ユニットを編成できる数を決定するためにダイスを2個振ります。警戒大隊編成のためのダイス振りは、これ以外のタイミングでは行えません。【2ターン中に2回、2ダイスを振れるという意味ではなく、2ターンの間に1回、2ダイスを振って上限を決定するという意味か】
 同時に存在できる警戒大隊の上限数は20です。例外:もしGBIIかCBのマップセットのみを使用している場合には、7が上限となります。
 警戒大隊ユニットは、いずれかのドイツ軍司令部、枢軸軍の航空基地、あるいはドイツ軍に占領されている【German-occupied】村/都市ヘクスの3ヘクス以内に配置します。それぞれの場所に編成できるのは1ユニットのみです(つまり、司令部が都市ヘクスにいる場合にはそこに2つの警戒大隊ユニットを編成できます)。また、ある1箇所から「広げて配置する」時には、その間に敵が占領しているヘクスや通行禁止地形を含むことはできません。
 また、枢軸軍は各大規模攻勢の直後の最初のターンに「警戒大隊司令部」を1つ獲得し、新たに置かれたいずれかの警戒大隊ユニットとスタックして配置します。警戒大隊司令部は4つあり、キャンペーン中に4回行われる可能性のある大規模攻勢のたびごとに1つが到着します。
 上記の方法により、警戒大隊ユニットは何度でも編成され得ます。一旦壊滅した場合でも、ダイス振りによって後にまた配置され得るわけです。プレイヤーはいつでも、ダイス振りによって配置できるようにするために、警戒大隊ユニットを除去することができます。


√ 3.4b 即応能力の不足
 ソ連空軍ユニットは、制空戦闘、砲爆撃、鉄道妨害任務を、そのユニットが置かれている航空基地の20ヘクス以内でしか実行できません(他の任務はこの制限なしにおこなえます)。空挺降下の制限に関しては3.4fを参照して下さい。
(以下略)

3.4e 親衛空軍ユニットへの変換
 (前段略)
√ 親衛空軍ユニットは、通常の空軍ユニットの置き換え【replacement】の方法では再建(あるいはステップを置き換え)できません。しかし壊滅した場合には、親衛空軍ユニットへの置き換えのプールとして利用可能となります(そして、前述の手順を用いて次のソ連軍増援フェイズ中に戻ってくることができます)。

√3.4f 空挺降下の制限
 空挺降下の計画は、補給下のソ連軍司令部から10ヘクス以内の場所にしか立てることができません。空挺降下を計画する時点だけでなく、実行する際にもこの制限内でなければなりません。

√3.5a 親衛歩兵への変換
 ソ連軍プレイヤーは、オーダー・オブ・アライバルに従って周期的に親衛ユニットへの変換をおこなえます。ソ連軍プレイヤーは、以下の要件に従い、自身で選んだ非親衛ユニットを親衛ユニットへと変換することができます(その時、あるいは先の増援フェイズに)。
 親衛ユニットへの変換がおこなえるのは、親衛ユニットとのアクションレーティングの差が2以内で同じ種類のソ連軍ユニットに対してです。つまり、変換先の親衛ユニットのアクションレーティングが4であった場合には、変換元のユニットのアクションレーティングは少なくとも2以上でなければなりません。
 手順は簡単です。マップ上から非親衛ユニット1つを取り除き、デッドパイルに置きます(その次以降のソ連軍ターンに再建できます)。そして同じヘクスに新しい親衛ユニットを置きます。変換元のユニットがもし、ステップロスや内部備蓄の減少、補給切れ、DGなどのマーカーが載せられていた場合にはそれらをすべて引き継ぎます。変換するユニット同士の元ステップ数が異なる場合であっても、1ステップロスの状態は1ステップロスへと変換されることに注意して下さい。
(以下略)

√3.5i NKVD国境守備連隊
(サンセット和訳との差異は見つけられませんでした)

3.5j スキー部隊
 これらは冬期作戦中のみに編成されました。
√同時にマップ上に置ける分遣スキー大隊の上限は7です(『GBII』のマップが使われている場合には、『GBII』単独であれ、他のマップセットと繋げて使用されているのであれ、上限は16まで上昇します)。スキー旅団の上限は13です(『GBII』を使用している場合は20)。
√戦闘、あるいは損耗で失われたスキーユニットは、再建、あるいは再使用できません。そのようにして失われた場合には上記の「上限」自体が減少します。

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