Operational Combat Series(OCS)の物置2 - サンセット和訳の置き換え和訳
 『Case Blue』のサンセット和訳は質が高くありません。置き換えが必要だと感じたところの和訳を置いていきます。

3.5c ソ連軍戦車軍団の協調
 すべての戦車軍団は、その所属部隊がまとまった状態でいなければなりません。このルールは、ソ連軍の騎兵軍団、機械化歩兵軍団、空挺軍団、あるいは異なった軍団間の距離には影響を及ぼしません。
 まとまった状態を維持するためには、各戦車軍団のマップ上の構成ユニットはすべての他の構成ユニットと隣り合っていなければなりません【訳者注:つまり、△の形に広がるのが最大だと思われます。◇のように配置すると、隣り合わないユニットが出てきます。広がらないですべてのユニットが同一ヘクスにいたり、隣り合う2つのヘクスに存在するのは許されると思われます】。このチェックは各ソ連軍移動フェイズの終わりにおこないます(それ以外のフェイズにはおこないません)。前記の制限を満たしていない戦車軍団のすべての構成ユニットがDGとなります(DGとなった戦車軍団ユニットとたまたまスタックしていたすべてのユニットもDGとなります)。
 このDG状態は、ソ連軍移動フェイズの終わりにその戦車軍団がまとまった状態となるまで続きます。この時、通常のDGは回復させず、このルールで発生したDGのみを回復させます(ややこしいと感じるかもしれませんが、ほとんどの場合はちゃんと覚えているはずです)。
重要:全壊した戦車軍団のうちの1個旅団のみを再建した場合、プレイヤーが他の旅団をも再建しない限りはその1ユニットのみの戦車軍団は必ずDGとなることに注意して下さい。壊滅した戦車軍団はこの影響を避けるために、まずは【ある程度まで】再建をおこない、しかる後に戦場に戻すのが最善かもしれません(史実のソ連軍はそうしていました)。