Operational Combat Series(OCS)の物置2 - 尼崎会で使用中の公式オプション/ハウスルール

尼崎会で使用中の公式オプション/ハウスルール(v4.3による)


 以前から結構変遷しています。

 ↓の4つは常に使用しています。

21.2 ステップに比例した戦闘力……ただし一旦整数に四捨五入する処理はおこなわない
21.8 空ヘクスへの攻撃
HR-7 砲兵砲爆撃力
HR-10 最低限の燃料

 「21.10 補給キャッシュマーカー」「ジャンセンの燃料ルール」「HR-5 ティーガー戦車」はプレイ毎に入れるか入れないかを判断するとしています。


解釈問題

・独立ユニットに1SPで燃料を入れる司令部は「移動前」か「移動後」のどちらかでしか燃料を供給できない……という件。尼崎会では、ターン単位で考えるのではなく、フェイズ単位で考えるものとします。つまり、移動フェイズ中に「移動前」に1SPを入れて独立ユニットに燃料を供給していた司令部が同フェイズ中に(通常の、つまり予備モード等でない)移動した後、拡張(突破)フェイズには(ターン単位で見た場合には「移動後」だが、フェイズ単位で見た場合には「移動前」である)今いる位置から、独立ユニットに燃料を供給できる、とみなします。

・複数ユニットフォーメーションに1SPでまとめて燃料を入れる際、その時点では一部のユニットに補給線が届かないが、敵ユニットをオーバーランでどかせば届くようになるという場合。
 ……尼崎会では、どかした後に補給線が届くならばOKだとみなします。

・ある司令部の「移動後」の位置から燃料を供給する(1SP払って)場合、その司令部の最初の移動のために別途1Tを支払わなければならないか?
 ……尼崎会では、1SPでOK(別途1Tは払わなくてよい)とします。

・鉄道線の支配に関して例えば、戦線の具合から見て連合軍側にあると思われる鉄道線上のある降車可能ヘクス上の航空基地/港湾/村/小都市/大都市(つまり攻撃可能ユニットでしか踏めないヘクス)が依然として枢軸軍支配であった場合、連合軍はそこを降車可能ヘクスとして使用できないものとします。もちろん、攻撃可能ユニットで踏んでその航空基地を連合軍支配とした後でならば、連合軍はそのヘクスを降車可能として扱うことができます。ただし、降車可能ヘクスとして使用せず、鉄道線の一部として使用して一般補給を引く/鉄道輸送するだけならば、連合軍はその鉄道線を使用できるものとみなします。

・航空基地の荷降ろし制限で、「非活動になるならいくらでも」(14.9f)というのは、「航続距離の半分で行って帰るなら2倍」で非活動状態になっても適用できるものとします。

・空ヘクスへの攻撃について
 ユニットが全力で移動した後に戦闘してさらに少なくとも1 ヘクス前進できる一方で、目の前のユニットのいないヘクスを攻撃できずに前進できないことに矛盾を感じるプレイヤーがいるかもしれません。このオプションルールは、準備砲爆撃の“大きすぎる成功” のために(戦闘を行うことができず)不利益を被ったプレイヤーを助ける効果ももたらすでしょう。
 【……】
21.8c 空挺降下を行った戦闘ユニットはそのターンに、補給コストの消費なしで“空ヘクスへの攻撃”を行うことができます(空挺降下後に移動可能なようにしてはどうかと提案して下さったDick Horneffer氏に感謝します)。

 最後の21.8cについては、いくつか解釈の問題があると思われます。

 まずは、この空挺降下した戦闘ユニットの「空ヘクスへの攻撃」は、準備砲爆撃の「大きすぎる成功」によるものでなければならないのか、あるいは、そのような前提条件なしに、空のヘクスにそれができるのか? 尼崎会では、21.8cの後段の括弧内の「空挺降下後に移動可能なようにしてはどうか」という文言から、準備砲爆撃の「大きすぎる成功」は必要ではなく、空ヘクスならばそこに対しておこなえるのだと解釈することにしました。

 また、例えば3つの連続したヘクスが「1.空ヘクス」「2.空挺降下した戦闘ユニット」「3.空挺降下した戦闘ユニット」とあった時に、2のユニットが「空ヘクスへの攻撃」をおこなって1へと前進した後、3のユニットは2のいたヘクスへ「空ヘクスへの攻撃」をおこなえるのか? という疑問があります。この件に関して尼崎会では、「戦闘フェイズが始まった時点で空であったヘクスに対してのみ、空挺降下した戦闘ユニットの空ヘクスへの攻撃はおこなえる」と解釈することにしました。


・DGのユニットが敵ZOCに退却した時、そこにDGでなかった味方ユニットがいたら
「9.12e 敵ZOC 敵ZOCに退却する戦闘ユニットは混乱し、“たまたま”その敵ZOCにいた自軍戦闘ユニットもまた混乱します。」という文は、退却前にDGであったユニットが敵ZOCに退却した場合でも、後半の文が適用されます(Geekで回答を得ました)。

・6.1cの「最低1ヘクス移動保証」ですが、これは支給・受給(throw・draw)の際にも適用できます。つまり、どれだけ移動コストが必要な地形でも、(保証の)1ヘクス+1ヘクス先に補給線が引けます(Geekで回答を得ました)。ただし、4.5aのB)により、自動車化タイプで引く補給線は敵ZOCによってブロックされることに注意(徒歩と装軌の補給線を使用するように指定されている場合には、それはブロックされません)。


使用中の尼崎会ハウスルール

・一度プレイしたものをどれだけやり直してもよい。
 ……充分に複雑なゲームだし、そうしておかないとプレイがしんどくてしょうがないと思います。もちろん、ガチ勝負でプレイする機会があるならば、やり直しなしでやってもよいでしょう。